
何年か前から、うちのヤマモモの木にミノムシがたくさんぶら下がるようになりました。
蓑(みの)から顔を出して葉っぱを食べて糞を下に落とします。
おかげで掃除が大変です。
このミノムシ、昔から秋の季語として多く俳句に詠まれたりしてるんだって、初めて知りました。
調べてみると松尾芭蕉も、ミノムシの鳴き声を聞きにうちにおいでよ、みたいな句を詠んでます。
本当は鳴かないんですけど。
これは、秋風に揺れるミノムシに哀愁を感じて、聞こえないはずの鳴き声で秋の静かさや淋しさを表現したものだとか。
なんとも豊かな感性。
現実は糞を大量に落とされて迷惑してるわけですが、もっと感性を磨かないといけないなと、ちょっとだけ思いました。
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